イケウチの樹脂切削加工技術のポイント

イケウチには、樹脂切削に対する「ノウハウ」があります。
それは、樹脂切削加工歴50年以上の経験から、材質の特性を理解し、
最適な切削条件を熟知していることです。
また、特殊な形状加工を行う際には、自社独自の治具を使用し対応しています。
お客様が抱えるお悩みをイケウチの「ノウハウ」で解決致します。

ポイントを詳しく知る
ポイント1

被切削材に合わせた

工具選定

ポイント2

最適な

切削条件で加工

ポイント3

加工形状に合わせた

治具の製作

ポイント1
被切削材に合わせた 工具選定
工具選定写真

イケウチでは、主に製品の「形状」や「材料」によって最適な工具を選定し、加工を施します。例えば、難形状や特徴のある形状もありますし、材料によっては特殊な工具が必要な場合もあります。長年の経験から、的確に工具を選定することにより、安定した品質の製品を、お客様へ納品致します。

【製品例:アクリル製品】
アクリル製品のポイントは、いかに透明度を出すかということにあります。
そこで、ダイヤモンドが施された切削工具を選定することにより、透明度を追求。結果、後工程の磨き時間も短縮することが可能となりました。

ポイント2
最適な 切削条件で加工
切削条件写真

イケウチで手掛ける樹脂材料は、大きく分けて汎用プラスチックやエンジニアリングプラスチックがあります。その他にも、布や紙に樹脂が塗布されているような特徴的な材料もあります。
その中でも、
・欠けやすい
・バリが出やすい
・切削油が使用できない
・刃物の摩耗が激しい
といった特徴のある難削材もあります。
しかし、イケウチでは、今までの経験から材料の特徴を考慮し、機械の送り速度や主軸の回転速度、工具選定など、最適な条件下で材料にダメージを与えず、図面通りの仕上がりを実現します。
他社で断られたというお客様からもご相談を頂き、納品した実績もあります。樹脂切削でお困りの際はイケウチまで一度ご相談下さい。

【製作例:紙ベーク】
紙ベークは、元々欠けやすい材料です。
写真のような立ち上がり3mm、厚さ3mmの薄肉の箇所は、特に欠けやすくなります。
そこで、機械の送り速度や主軸の回転速度を調整することにより、イケウチでは割れやすい材料であっても切削可能です。

加工形状に合わせた 治具の製作
治具写真

「特殊な形状」や「機械へのチャックが困難な形状」に関しては、治具を製作し、対応しています。多品種少量の製品を扱っており、あらゆる製品の仕様や図面指示内容を確認し、必要に応じて治具を製作。適切な治具を製作・使用することにより、「歪みやすい形状」や「チャッキングが困難な形状」にも幅広く対応します。
難形状の新規品・単品物でも、イケウチの加工技術と治具への一工夫で、ご要望の製品をカタチにします。

【製作例:POM製品】
写真のような「POM」は、比較的に切削加工がしやすい材料ではありますが、材質が柔らかくかつ薄肉なので、歪みやすくなります。そこで、内製した治具を使用することにより、厚さ1mmの円柱状のワークに対し、歪みなくφ2mmの穴を96個空けることが可能となりました。

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